職場での人間関係を改善するには

前回の続きは人間関係を良くするをご覧ください。

前回共感性を高めることが職場での孤立を防ぐ要因になるとお話しましたが、具体案をADHD編とASD編に別けて、私なりにいくつか提案させて頂きます。今回はADHD編です。

ADHD編

※全てのADHDの人が当てはまるわけではありません。

多動性が強いタイプには

よく動くタイプなので、外で活動する方を好む傾向があります。ただ、日常の範囲内で出来るようなことはいつでもできるので、共感性は高まりにくいと思います。非日常を体験する方が共感性が高まりやすいです。

非日常を体験しよう

私が一番お勧めするのは、ラフティングです。激流の川を下るのはとても刺激的で、皆と協力してボートを漕ぐ必要があるので、必然的に共感性が高まっていきます。終わった後は他の方との距離感がグッと近くなります。

一見危なそうに思えますが、スタッフの言う通りにすれば安全です。勿論場所によっては危険な川もありますが、初心者コースは適度な刺激で達成感も得やすいです。

因みに、上級者コースである吉野川でラフティングをすると戦友になりえます。何故なら本格的に死ぬ危険性があるので、必死になって助け合うからです。

大人しいタイプには

大人しいですが、外に出かけることがダメというわけではありません。色々な所にアンテナを立てているので、外に出るのを好むことも多いです。

新しいことを体験しよう

一緒になって新しいことを知ったり、体験すると共感性が高まりやすいです。新しければ何でも良いと思いますが、上記みたいな非日常過ぎるのは良くないかもしれません。

私がお勧めするのは、和歌山県にある友ヶ島散策です。島をぐるっと回るのは適度な運動になり、砲台の跡や武器保管庫は天空の城ラピュタを彷彿とさせられてワクワクします。新しいことを知るので知識欲も満たされ、共感性が高まります。

大人しいタイプの人はテンションが高まっていくと明らかに喋り方が変わります。そういう時に「○○さんって感受性が強いね~」「○○さんって面白い人ね」と声をかけることで、グッと距離感が縮まります。

一緒に行く方に心掛けてほしいこと

ADHDの人はとんでもない発想をすることがあります。特によく動くタイプの人は『普通そんなことをする?』というようなことをすることがあります。安全が確保されているなら止めるのではなく、一緒にやってほしいです。そのことで『自分を認めてくれた』思えるようになり、共感性が高まります。

次回はASD編です。

関連記事

  1. ASD(自閉症スペクトラム障害)のある人を生かす仕事術
  2. スーパーボール作りは子供に人気~問題に対処する方法を学ぼう~
  3. 発達障害児・者には代弁者であり調整役として動ける人の存在が必要
  4. 会話を続けるために必要なこと、会話が苦手な人に対してできること
  5. 3Dプリンターでできること
  6. 人柄が良いことは重要です
  7. 合理的配慮の具体例
  8. 対応力が身に着くと、仕事や日常生活能力が向上してくる

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ひだち教室 Facebook

PAGE TOP