仕事の適正を見極めながら仕事探しをするには
今は子どもでも、いずれは大人になり、仕事について考える日がやってきます。大学生の生徒はまさに直面しており、私に相談を持ち掛けてきています。
今後のために、保護者はどのように考えているのかを知っておく必要があると考え、アンケートをとりました。
Contents
アンケート
発達障がいの子どもを持つ10人の保護者に聞きました。
職場はどのような所にあると良いか?
・自宅からなるべく近い所
・静かな所×4
・交通の便が良い所×2
・繁華街よりオフィス街の方が良い
・人の往来が少ない所
・近くにスーパーがある所
静かな所が多いですね。ワチャワチャしている所だと子どもが注意散漫になり、集中して仕事が出来ないのではという考えです。逆に便利な所が良いと考える人も多いです。場所としてはうるさくても、室内にいれば気にならなくなるという考えと、可能な限り社会に接点を持っていてほしいという親心があるようです。
交通手段は何が良いか?
・電車×8
・送迎車
・指定バス
・徒歩
・自転車×2
・バイク
・車×2
複数回答の方が多かったです。圧倒的に電車でした。使い慣れているというのもあるし、電車でしか難しいだろうという考えのためです。車やバイク通勤は大学生なら可能だと思いますが、しっかりと練習する必要がありますね。
そこで働く従業員は最大で何人が良いか?
・10人程度×4
・何人でも良い×3
・チーム分け(部署分け 5~6人程度)がされているなら、何人でも良い×2
・80人まで
私の予想では、従業員数が少ない会社を望まれる方が多いのかと思ってたら、そうでもなかったです。チーム分けされていることが重要なようですね。
勤務体制について何かお考えがありますか?(例:心身の状態によっては自宅で仕事をすることができる)
・自宅は甘えてしまい、さぼってしまうので、きちんと勤務地がある方が良い
・転勤がなく、同じところに通える
・心身の状態を見て、休めるようにしてほしい
・有給や半給がある
・困った時に、相談できる方がはっきりしている方が良い
・フレックスな就業ができる
・特になし×2
・家族の体調が悪い時、行事などがある日は気兼ねなく休むことができる
・今はよく分からない
転勤がないというのは結構重要です。ADHDの人は環境が変わっても大丈夫だと思いますが、ASD(自閉症スペクトラム障がい)の人は環境の変化にとても苦手なので、雇い主の方にはぜひ配慮してほしいです。
フレックスな就業とは、フレックスタイムのことのようです。始業時刻と終業時刻の決定を個々に委ねるというもの。これは良し悪しがあります。
ASDの人はルールとして就業時間が決まっている方が分かりやすく、自分で決めるのが苦痛と感じる人が多いと思います。ただ、自分ルールが強いタイプの人にはとても合うと思います。
ADHDの人は自己管理能力が低い故に、てきとうに時間設定をして怒られるというケースが出てきそうです。ただ、てきとうに時間設定をしてもしっかりとやるべきことをやるなら許すという風潮があるなら合うと思います。
続きはまた次回です。
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