会話を続けるために必要なこと、会話が苦手な人に対してできること

前回は、会話を続けるのが苦手だからといって、発達障がいとは限らないというお話。

会話が続かない人がやってしまっていることをお話しました。

今回は、会話を続けるために必要なこと、当教室ではどういった指導や支援が出来るか(一部)をお話したいと思います。

会話を続けるために必要なこと

語彙量を増やす。(名称を知っているだけでなく、概念理解も)。

広く一般的に知られている情報を知っている。(例:東日本大震災)。

ジェスチャー等、会話以外の表現方法を使える。

あいづちを打てる。

他者に関心を持つ。

話し相手に共感を持てる。共感を持つためには、継続して関わること、同じ体験をしたという思い出を持つことが大切です。

会話を続けようという意思、意欲。子どもが会話を続けようという意思・意欲を持てるようになる第一歩は、保護者様の協力が不可欠です。

話し相手が関心を持っていることに関心を向ける。

話し相手が言った言葉の中から、キーワードを探し、疑問文を考える。

日頃から話しのネタを探す意識がある。

色々なことに興味や関心を持っている。

年上と会話をする機会がある。

友人がいる。

好奇心旺盛な友人・知人がいる。

色々な体験をしている。

自分を客観的に見る。

相手の反応を見る。

聞いたことを一時的に記憶し、保持する力がある。

会話を続けるために、自分に合った媒体や環境を知っている。

当教室でできる指導や支援

語彙量を増やすには、小学生の場合、教科書に出てくる言葉を理解しているかを一つずつ確認し、理解していない言葉は教えます。漫画や動画等も積極的に使用して、見て理解を図ります。

情報量を増やすには、情報を収集することを習慣化する必要があるので、ニュース等で知った情報を収集することを宿題として課します。そして、見知ったことをレッスン中に発表してもらいます。

ジェスチャー等は、ソーシャルスキルトレーニングで、言葉以外による伝達方法を指導します。

あいづちを打つことの大切さを伝えて意識させた上で、話し合いの場面や発表等で実行してもらいます。

他人に関心を持つのは個人差があります。レッスンだけでなく、子ども同士で遊ぶ時間を設け、他者に関心を持ちやすいよう働きかけます。

共感を持てるようになるには、課外活動が一番効果的です。

会話を続ける意思を高めるために、最低5分間、子どもと他愛のない会話の時間を設けるよう保護者様には願いしています。

相手が関心を持っていることに関心を向けるには、お互いが共感できることが重要です。まずはグループレッスンを通して、同じ作業、同じ遊びをすることから始めます。

相手が話す言葉の中から、キーワードを探し、拾うことから始めます。その後、会話しりとりができるよう練習します。

話のネタを増やすためには、情報を収集することを習慣化する必要があるので、ニュース等で知った情報を収集することを宿題として課します。そして見知ったことをレッスン中に発表します。

色々なことに興味や関心を持つには、その第一歩を誰かに引っ張ってもらう、連れて行ってもらう機会が必要です。課外活動の中の社会・野外体験活動が一番効果的です。

当教室では、グループは年齢で分けるのではなく、相性や能力で分けるため、必然的に異年齢と関わります。同年齢とは違った刺激があるため、言葉にも影響が出やすいです。

当教室は友人作りの場でもあります。仲良くなりやすいよう、働きかけて、プライベートでも遊べる仲にしていきたいと考えています。

異年齢の子どもや好奇心旺盛な指導者と関わるので、様々な知識を得る機会があります。

チャレンジ体験や課外活動で、色々な体験をしてもらいます。

高学年の場合は特に自分を客観的に見ることが大切になってきます。ソーシャルスキルトレーニングや課外活動ミーティング等で、自分を客観的に見ることを求めていきます。

相手の反応を見れるようになるために、情報読み取りや課外活動ミーティングで、ビデオや動画等を通して相手の表情や考えを学びます。

見る・聞くトレーニングで、聞いたことを一時的に記憶し、保持しながら課題をすることで、同時作業に対する自信を深め、本来持っている力を発揮しやすいようにします。

会話をするための媒体としてどういう物(例:サッカー雑誌)が使えるか、どういう環境(例:2~3人のグループ)が会話をしやすいかを一緒に分析し、計画を立てて、レッスンで実行してもらいます。

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