びわ湖こどもの国は遊具が一味違います!【滋賀県高島市安曇川町】
子供を持ったご家庭で、滋賀県で遊ぶ場所を調べると必ずといって良いほどヒットする施設です。ずっと気になってはいたのですが、湖西でも湖北よりにあるのでなかなか行く機会がありませんでした。
8月に兄の甥っ子達が来たので、行ってきました。
Contents
びわ湖こどもの国公園内情報
実家から車で向かうこと2時間。少し子供達はグッタリした様子でしたが、無事着きました。
駐車場に入る時に駐車カードはなく、そのまま駐車しました。初めて行くとラッキーと思う方が出てくると思います(私は思いました)が、帰る時にゲートがあり、そこにお金を入れるシステムになっているので要注意です。
遊具をチェック!
職業病と言うのでしょうか、子供と関わる仕事を長いことしているため、遊具を見て効果や安全性等を無意識に考える癖がつきました。そのため、今回も気になった遊具をチェックしてしまいました。
石でできたゲートをくぐると、すぐに遊具が見えます。小さい子供向けの遊具がそこらじゅうに設置されていて、子供達がとても嬉しそうに遊んでいました。
遊具の数は多く、目移りしやすい子供にとっては最高の遊び場だと思います。甥っ子達も一つの遊具に固執することなく、色々な遊具を遊んでいました。
その中に、びわ湖こどもの国のシンボルと言えるナマズの遊具がありました。そのナマズは後ろにある遊具と一体化しており、大きく開かれた口の中から入ることができます。
大人からしたら、とても面白そうに感じたのですが、ナマズ自体を知らない甥っ子達は警戒して入ることはありませんでした。大人と一緒に入るか、大人が入る手本を示す必要がある遊具ですね。
こういうオーソドックスな遊具は子供達にとって馴染みがあるので、遊んでいる子供も多かったです。甥っ子達もここで20分ほど遊んでいました。私も一緒に遊んでみましたが、この滑り台は大人には窮屈です。ねじれている箇所にひっかかってしまい、スムーズに滑り降りることができませんでした。
ひねった平均台の上を歩くだけでなく、途中で屈んで通らないといけません。難しいですが、練習次第でいけると思います。
全ての子供達に大人気だった遊具です。真っすぐ滑るのではなく、ジェットコースターのように曲がりくねったレーンの下をターザンのように滑ります。曲がりくねっているターザンは非常に珍しいため、甥っ子達は何度も遊んでいました。これは中高生も十分楽しめると思います。
普通のターザンと違って曲がりくねっているため、スピードは落ちます。しかし、曲がりくねっている故にガクンと揺れてしまって、反動で手を離してしまう子供が出てくると思います。慣れていない子供にはしっかりとロープに足を絡めて滑るということを教えないと危険です。
両端のサドルに乗り、やじろべえのように交互に傾きながら回転します。
上下左右の運動により、シーソーとは違った浮遊感を感じられるのが特徴です。
安全に遊べる遊具ですが、一つだけ欠点があります。反動がついているため、なかなか止められないのです。それに気づいた時、皆結構慌てます。
たまたまだと思いますが、私が見た時は大人達が楽しんでいる場面をよく見かけました。
途中でガタンと折れるようになっている平均台です。折れた部分を踏んだ時に多少のバランス能力が求められますが、小さい子供も難なくいけます。
個人的にはまった遊具です。両足をプレートに乗せ、腕で体を支えながら下半身を左右に振るというものです。
理論上は簡単なのですが、運動が苦手な人にとってはこれが意外と難しいようです。上半身を支えながら下半身だけ振るという動きは、学校や日常生活でしない動きなので出来ない、もしくは苦戦するようです。実際、何人か苦戦する人を見かけました。
私は難なくできましたが、この下半身だけを左右に動かすというのが新鮮で楽しく感じたので、しばらく楽しみました。
堪能してから地上におりて歩き出そうとすると、足腰がフワフワして歩きづらかったです。フワフワ感が好きな人にはお勧めです。
上級生(上級者)向け遊具と最恐滑り台
うんていは身体の動きを認識させるためにはうってつけの遊具です。地面に平行なうんていなら子供にやらせるべきなのですが、このうんていはどうでしょうか。凶悪としか言いようがありません・・・。
誰か出来る人はいるのでしょうか?忍者のように身体が軽やかで腕力がないとできない仕様になっています。小学校高学年と思しき子供がやろうと試みていましたが、すぐに諦めました。
なまずの遊具等が設置された芝生広場を抜けると、テントの森というのがあるのですが、その横に冒険ゾーンと呼ばれるエリアがあり、そこに設置されている『攻めた遊具』に驚かされました。
オービットという名のこの遊具は、リングに座り、中央にある部分をコーヒーカップのように回して遊ぶものです。
遊べるには条件があり、小学生以上で一人でリングの上に乗れる子供しか遊べません。その条件だけで、危険な匂いがプンプンします。
落ちないように身体を前に傾けてバランスをとろうという注意書きが書かれた札があるのですが、それはなかなか難しいと思います。子供は最初こそ注意書き通りにやりますが、慣れると前に傾けることをせず、刺激を求めて手を離したりしてしまいます。そうすると、回転に振り回され、勢いよく落下してケガをするというのが容易にイメージできます。
大人にとっては危険な遊具に思えますが、子供にとっては最高に楽しい遊具だと思います。
痛い目に合う可能性はありますが、感覚を養ったり、ルールを守る大切さを心の底から思える希有な遊具です。
回転遊具タイタンは、ロープをつかみながら太ももに挟み、サドルに座って回転するという遊具です。
これにも遊べる条件があり、小学生以上で一人でサドルに乗れる人だけです。
遊ぶには、ロープを引っ張って助走し、飛び乗るという高度な技を求められます。この技は発達障害児泣かせだと思いました。
発達障害のある子供の中には、同時作業が苦手な子供がいます。引っ張りながら助走はできますが、この飛び乗るという行動はまずできないと思います。苦戦する子供は続出すると思いますが、逆にこれが一人でできるようになると相当な自信に繋がると思います。もし生徒を連れてきたら、ぜひチャレンジさせたい遊具です。
探偵ナイトスクープで紹介された傾斜80度の滑り台です。見た瞬間無理!と思える最恐の滑り台です。
当然遊ぶには条件があり、身長120cm以上でお尻をついた状態で赤いバーに手が届かない人は滑ることができません。
数多くの家族が足を止め、我が子にチャレンジするよう促します。言われるまま滑り台のてっぺんに登った子供はあまりの傾斜に尻すぼみして諦めます。それを見た親は「いけるいける!」「根性ないぞ~」と無責任で無慈悲な言葉がけをして子供の心をくじいている様子は子供が可哀そうと思いました。
子供に滑らせようとするならば、まず親がやって出来るということを示さないといけません。言葉ではなく、行動による勇気づけが重要です。
子供にさせるよりも、親がまずやって示そうという家族が3家族ありました。結局その親達も恐怖してできませんでしたが、そのトライしようとした心意気は良いなと思いました。
そういう親の姿を見て、残念な親と思う子供もいるかもしれません。しかし、出来ないことがあっても良いという思考を子供に教えられると思います。こういう思考の構築は簡単そうで難しいです。特に完璧主義傾向のある子供にとっては・・。
天気が悪くても楽しめる施設 虹の家
びわ湖こどもの国の敷地内中央辺りに、大きな施設があります。
宿泊機能があり、小宿泊(定員2~6名)と大宿泊(定員7~20名)、バリアフリー対応の車イス使用者室(定員2~3名)があります。
宿泊機能だけでなく、遊び場としての機能もあります。
キッズルームには身体を動かすためのマットだけでなく、大きなブロックも置いてあり、色々な遊びが出来て楽しめます。
施設内の中央には、ふわふわランドという20分200円で利用できる遊具があります。
バルーンでできているので歩くだけでも大変ですが、それが子どものテンションを上げて、楽しませてくれます。
ふわふわランドの横に、クライミング体験ができる大きな壁があります。そんな物があるとは思っていなかったので、ビックリしました。しかも値段が安い。普通は1000円はするのに、滋賀県人の小中学生は200円、高校生は310円という安さはお得過ぎます。
値段の効果もあるのでしょう、クライミング体験は人気があり、並んで待っている子どもが多かったです。
クライミングというスポーツは不思議なもので、全く知らない子供でも頑張れと心の底から思えます。写真を撮っている時、男の子がてっぺんまで行けたのですが、周りにいる人達は無意識に拍手をしていました。
虹の家内の至る所に段ボールでできたキャラクターのオブジェが置かれていました。
思わずツッコミを入れてしまいたくなる作品ですが、よくよく考えるとこんな大きな物を作るには根気と器用さが必要で、私にはとても無理です。
尊敬に値する作品です。
宿泊キャンプやバーベキューを楽しもう
公園内のびわ湖沿いのエリアには、テントを張って宿泊できるキャンプ場があります。
時期によっては混雑するという事前情報がありましたが、私が行った時(8月10日)はテントを張る人も少なく、ノビノビとバーベキューや遊びを楽しんでいるグループを見かけました。
とても広い敷地なので、オリエンテーリングやレクリエーション等のイベントをするにはもってこいだと思いました。
キャンプ場の利用には、10:00~16:00、16:00~翌日10:00の2パターンがあり、ゆっくり楽しめます。
バーベキューをやるにあたって注意しなければいけないのは、駐車場です。通常の駐車場だとキャンプ場まで非常に遠く、荷物を運ぶのに相当体力を使います。そこで、キャンプ場近くにある臨時駐車場に止めることをお勧めします。
日帰りバーベキューを楽しむのも良いと思いますが、個人的にはせっかく琵琶湖に来たならば、テントを張って宿泊キャンプをして欲しいと思います。
びわ湖の波音が真夜中と早朝と違って聞こえ、心身共に癒されていくのを実感できます。また、波の音が聞こえるのにシーンとしているのは時が止まったような錯覚を覚えます。
子供にはこういった感覚は分かりづらいかもしれませんが、早朝なら遊具を独り占めできるので、親子共々宿泊キャンプを楽しめます。
アクセスと開園時間
JR湖西線:安曇川駅下車
安曇川駅からタクシーで約10分
安曇川駅で江若交通バスに乗り「こどもの国前」で下車 約20分かかります。
車の場合:名神高速京都東インターを出て、湖西道路・161号線を北上します。
高速道路を利用すると速いですが、遅くても161号線をひたすら走るというのも楽しいです。途中にある白髭神社は一見の価値ありです。
開園時間:1月~2月は9:00~17:00 3月~6月は9:00~18:00 7月~8月は9:00~19:00
9月~10月は9:00~18:00 11月~12月は9:00~17:00
休園日:3月~11月は無休 1月・2月・12月の月曜日と火曜日は休園
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