見晴らし工房で田舎体験~生徒達の学び編①~

山暮らしに興味はあるが、カメムシと共存できる自信のないひだち教室長の安藤です。

見晴らし工房では、数多くの貴重な体験ができました。

>>>見晴らし工房で田舎暮らし体験の記事

>>>見晴らし工房でタケノコ掘りの記事

活動を通して、生徒達は自己理解が深まったり、色々な学びをできました。

今回は、見晴らし工房での生徒達の動向をもう少し詳しくお話しします。

参加したメンバー。

Aちゃん(小学3年) Bちゃん(小学4年)

C君(小学3年) D君(小学4年)

E君(中学2年) F君(中学2年)

田舎暮らし体験の意義

田舎暮らし体験はどんな意義があるのか?

それは生徒達へのねらいとも重なります。

・新しい世界を体感できる

・得意不得意を知る

・チャレンジ精神を養う

・助け合う意識を高める

・お互いを共感し合える

・身体の動かし方を学べる

新しい世界を体感できるというのは、今回は特に大きなねらい。

坂道を歩くとヘロヘロ

見晴らし工房は山頂にあるためか、太陽の光が強く感じます。

そのため、じりじりと体力を削られていく感じがあります。

そんな状態で坂道をしばらく登り続けなければいけません。

風景を見ながら歩けば問題はありません。

でも、それが出来なければ結構しんどいです。

Aちゃん「しんどい~、歩けない~」

Aちゃんはヘロヘロになりながらぼやいていました。

ぼやきながらも歩く生徒なので、私は励ましながら生徒の前を歩きました

テンション高い犬と遊ぶのは大変!

見晴らし工房には、スタッフと犬が一緒に生活しています。

とても人懐っこい犬。

名前は・・・すみません、忘れました。

動物好きな生徒達は触らずにはいられません。

触りだすと、犬は嬉しくて飛び掛かってきます。

興奮が凄く、その圧に生徒達は戸惑い翻弄されていました。

C君「メッチャ走り回るんやけど、どうしよう~!」

そんな戸惑いの発言はあるものの、表情はとても嬉しそう。

ボールを放り投げて取ってこさしたりして、遊ぶ様子も見られました。

説明中は静かに聞こう

体験を始める前に、どのようなことをするか、何故この作業が必要なのかの説明があります。

生徒達は人の話を聞く時の姿勢はだいぶ構築されてきています。

しかし、説明が長いため、生徒達の顔からは徐々に疲労が見え始めました。

そんな時、突然F君が山の方に顔を向けました。

F君「やっほ~!!」

大きな声で叫びました。

生徒にとっては限界だったのでしょうね。

普段なら小学生の生徒達は一斉に「し~」とやります。

それが、今回は誰もしなかったのです。

小学生達も限界だったのでしょう。

しんどいのは理解できますが、スタッフに失礼なので厳しく注意はしました。

スタッフも生徒達の様子に気づいてくれようで、説明を省力してくださいました。

体験場所に向かう最中に、注意を受けたF君は私にこんな事を言ってきました。

F君「悪かったのは分かる。でも、別の注意の仕方をした方が良いと思う」

注意を受けた側からそんな提案をされたのは初めてです。

それを聞いた私は、長らく使うことがなかった三色カードを使おうと心に決めました。

カード方式をするには、ルールとカードの効力をしっかりと説明する必要があります。

後日、F君に説明をし同意をしてもらいました。

カード方式については、またの機会にお話ししたいと思います。

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